海外FXの始め方

【あげすぎ危険】海外FXの初心者がレバレッジを上げすぎるとヤバい理由とは?

海外FX会社では、大きなレバレッジを設定することができます。
レバレッジを効かせたトレードは、大きな利回りを得られるチャンスとなりますが、FX初心者がやみくもにレバレッジを上げてトレードすることはとても危険です。

この記事では、海外FXにおいて初心者がレバレッジを上げすぎると危険な理由とはどんなものがあるのかを解説していきます。

初心者がレバレッジを上げすぎると危険な理由

FXといえば、レバレッジを効かせた効率の良い投資ができるというイメージを持っている方も多いですが、FX初心者の方が大きすぎるレバレッジをかけてトレードをすることには大きなリスクが伴います

リスクをきちんと理解していない状態で、トレードを繰り返していると、想定外の損失を被ってしまう危険があります。

レバレッジを効かせたトレードは、FXの醍醐味で、魅力的であることは間違いありませんが、きちんとリスクを把握したうえで実践しないといけません。

大きなレバレッジを効かせたトレードの危険な理由のうち代表的な事項を3つを紹介していきます。

トレードの危険な理由3選
  1. ハイリスク・ハイリターン
  2. ロスカットが起こりやすい
  3. 資金管理が難しくなる

ハイリスク・ハイリターン

大きなレバレッジを効かせたトレードは、
いわゆる「ハイリスク・ハイリターン」であるといわれます

すなわち、大きな利益を獲得できる可能性もあるが、逆に大きな損失を抱えてしまうリスクもあるという意味になります。

例えば、10万円の証拠金を投入し、
USD/JPYの買いポジションを100円の相場で購入することを想定し、どうなるのか具体例を見ていきましょう。

それぞれレバレッジによる違いを見ていきましょう。

例)
証拠金:10万円
通貨ペア:USD/JPY
ポジションレート:100円

証拠金の違い
【レバレッジ:2倍】
10万×2÷100 = 2,000円
2,000円の証拠金

【レバレッジ:20倍】
10万×20÷100 = 2万円
2万円の証拠金

レバレッジによって証拠金も随分と変わってきます。

相場の変動時にも同じことが言えます。
相場が2円上下した際、それぞれの利益損失を見てみましょう。

レートが102円になった場合・・・(+2円)
【レバレッジ:2倍】

(102-100)×2,000 = 4,000円の利益
4,000円の利益

【レバレッジ:20倍】
(102-100)×2万 = 4万円
4万円の利益

レートが98円になった場合・・・(ー2円)
【レバレッジ:2倍】
(100-98)×2,000 = 4,000円
4,000円の損失

【レバレッジ:20倍】
(100-98)×2万 = 4万円
4万円の損失

レバレッジを高くすればするほど利益・損失両方の金額が大きくなることとなり、損失リスクが大きくなってしまいます。

ロスカットが起こりやすい

大きなレバレッジを効かせたトレードをすると、少しの相場変動でロスカットが起こってしまう恐れがあります。

ロスカットとは、証拠金率が一定の数値に達した時に、保有するポジションが強制的に決済され、含み損失を確定させる処理になります。

ロスカットとは?
一定の保証金率を下回り、証拠金がすべて失われてしまうこと

国内FX会社では50%とする会社が多く、
海外FX会社では様々な設定がありますが、例えばXMなら0%などの設定があります。

前述の例で話すと、

【レバレッジ:2倍】
相場が75円 ロスカットが発動
【レバレッジ:20倍】
相場が97円50銭 ロスカットが発動

レバレッジを大きくかけることで、明らかに早期の段階でロスカットが発生することが分かります。

大きなレバレッジを生かしたトレードは、ロスカットの起こる相場が早く訪れるため、大きなリスクを抱えているといえます。

資金管理が難しくなる

FXを安定して運用するためには、資金管理が欠かせません。

すなわち、証拠金として投入している自己資金に対し、どれだけのボリュームのポジションを持つことができるのか限度を定めておき、自分のルール通りにトレードをすることが重要です。

しかし、特に初心者の方で、レバレッジを大きく設定できることから、利益を増やせる可能性に目がくらみ、最初に定めたルール以上の大きなボリュームのポジションを持ってしまうことが多いです。

また、保有するポジションのためにロスカットが発生しそうな相場に差し掛かった時に、予定以上の自己資金をつぎ込んでロスカットを免れようとするケースが多いです。

資金を失ってしまう行動

ルール以上の大きなポジションの保有

予定以上の自己資金のつぎ込み

レバレッジを大きくすると、最初に定めたルールにのっとってトレードができなくなるケースが多く、資金管理がうまくいかなくなる危険性があります。

レバレッジをかけたトレードのメリット

レバレッジを大きく設定するデメリットを紹介しましたが、もちろんメリットも大いにあります。

紹介したデメリットをきちんと理解し、リスクをコントロールしながらトードをすることができれば、大きなレバレッジは大変有効な投資手段となります。

大きな利回りを目指すには欠かせない制度ですので、デメリットを踏まえ、リスクをコントロールしながら、レバレッジのメリットを最大限に生かせるようなトレード及び資金管理を目指しましょう。

レバレッジをかけたトレードのメリット
  1. 少ない資金で大きな金額のトレードが可能
  2. 金利ゼロで資金を確保できる
  3. 大きな利回りを実現できる可能性

少ない資金で大きな金額のトレードが可能

大きなレバレッジを設定することで、少ない資金でも規模の大きな金額を扱ったトレードを展開することができます。

例えば、10万円の証拠金を投入し、
USD/JPYの買いポジションを100円の相場で購入することを想定し、どうなるのか具体例を見ていきましょう。

例)
証拠金:10万円
通貨ペア:USD/JPY
ポジションレート:100円

【レバレッジ:なし】
10万×1÷100 =1000円
1000円が購入可能額
【レバレッジ:10倍】
10万×10÷100 =1万円
1万円が購入可能額

同じ元手金額でも、全く違う損益が生まれる結果となります。
予想の相場になれば、レバレッジを掛けなかった時に比べ相当大きな利益を獲得することができることになります。

レバレッジを掛けることで少ない資金で大きな金額のトレードができる

 

金利ゼロで資金を確保できる

もしレバレッジというシステムがなかった場合、大きな資金のポジションを購入しようと思ったら、資金を何とかして調達してこないといけません。

資金調達の一般的な方法としては銀行から借りることが考えられますが、この場合は銀行に対して一定の利率で金利を支払う義務が生じます。

これに対し、レバレッジを掛けた取引の場合は、もちろんお金を借り受ける必要もないので、金利の負担が発生することはありません。

すなわち、金利ゼロで資金を調達できていることと同じ意味合いがレバレッジにはあります。これは、資金調達の常識を超越した、大変資金効率の良い運用方法といえます。

レバレッジの活用で無利子での資金確保と同様の運用ができ、大変経済的◎

大きな利回りを実現できる可能性

レバレッジを活用したトレードの最大のメリットといえば、大きな利回りを獲得できる可能性を秘めている点です。

資金が少なくても、レバレッジをかけて高額の取引が可能になるので、他の投資手法では考えられないような利回りを獲得できるチャンスがあります。

先ほどと同じく
例えば、10万円の証拠金を投入し、
USD/JPYの買いポジションを100円の相場で購入することを想定し、
その後110円までレートが上昇した場合どうなるのか具体例を見ていきましょう。

例)
証拠金:10万円
通貨ペア:USD/JPY
ポジションレート:100円
買いポジションで1000通貨保有

10円上昇での利回りの違い
【レバレッジ:なし】
(110-100)×1,000通貨÷10万円=10%
10%の利回り

【レバレッジ:10倍】
(110-100)×1万通貨÷10万円 = 100%
100%の利回り

もしレバレッジを掛けなかった場合
の利回りは、(110-100)×1,000通貨÷10万円=10%となります。
この条件でレバレッジを10倍かけていた場合は、
(110-100)×1万通貨÷10万円=100%となります。

相場の変動次第では、相当大きな利回りを獲得できるチャンス◎

初心者におすすめのトレード手法

レバレッジを活用したトレードのメリットを紹介しましたが、FXを始めたばかりの初心者の方には、レバレッジを最大限活用したトレードをする前に、安定したFX投資の活用方法を理解することをおすすめします。

FXは博打と変わらないと考える方も少なくありませんが、きちんとリスク管理をして運用をすれば、安全で安定した投資を継続することができる手法です。

まずは、FXを活用した運用の基本的な手法を理解したうえで、大きなレバレッジを掛けたトレードに挑戦することをおすすめします。

余裕のある証拠金設定

安定したトレードを続けるためには、無理なレバレッジを掛けたトレードに臨むのではなく、証拠金に余裕を持たせたボリュームで取引をするべきです。

投入した証拠金に対して最大限レバレッジをかけてトレードできるボリュームの注文を出すのではなく、少なめの通貨単位の注文を出すように心がけます。

多少のレート変動ではロスカットが発生しないような、余裕のある証拠金設定にしておけば、安心してトレードを継続することができます。

資金に余裕があれば多めに証拠金を投入しておくとより安心してトレードができ、冷静な判断にもつながります。

余裕のある証拠金設定を心がけましょう

必ず損切り注文を出す

FXには指値注文やストップ注文など、あらかじめ設定したレートに達した場合に自動的に保有するポジションを解消するような注文の出し方があり、大変便利です。

海外FX初心者に教えたい損切りの考え方とは?損切りをやらないと危険なの?

初心者の方は、すべての保有ポジションに対して必ず損切り注文を出すことを習慣づけましょう。

初心者の方が最初に越えなければならない壁は、「損切りの処理」です。

想定した反対の変動が起こり、含み損が発生した状況で、いずれ反転して元に戻るだろうと、根拠のない希望的観測をもってそのまま放置する方が多いです。

さらに相場が想定と反対に動き、含み損が膨らむというケースはよく起こることです。
あらかじめ損切り用のストップ注文を出しておけば、自身の判断を伴うことなく自動で損切りが実行されるので、安心です。

初心者の方は必ず損切り注文を出しておきましょう

資金管理・取引上限のルール設定

ただやみくもにトレードを繰り返すのではなく、資金管理及び取引額の上限にルールを設けるようにしましょう。

すなわち、
証拠金がここまで減少したらいったんトレードをやめる金額を決める、
一度に保有できるポジション数量の上限を決める、
といった自分の中でのルール付けです。

そして、最初に決めたルールは必ず守ることが重要です。

FXトレードを行なっていると、冷静な判断ができなくなることが特に初心者は多いです。

損失が発生するケースが多くなってくると、やはり苛立ちや悲しみなどの感情が起こるのも当然のことです。
トレードがうまくいかなかったとしても、最初にルール決めをしておけば、客観的な視点でトレードを継続したりいったん中断したりすることができます。

最初に資金管理と取引上限のルールを設定しよう

 

トレードに慣れてから高レバレッジに挑戦

FXの醍醐味は、やはりレバレッジを使った利回りの大きな利益を狙うトレードです。

レバレッジのデメリットをきちんと理解し、自分でトレード内容をコントロールできる程度の経験と知識を保有した後は、ぜひ高いレバレッジを生かしたトレードの挑戦してみましょう。

ただ、高いレバレッジを掛けたトレードをするなら、口座開設をする証券会社を選定することから考え直すことをおすすめします。

海外FX会社はレバレッジ規制がない

日本国内のFX会社は現在多数ありますが、レバレッジに関してはどの会社も25倍を超えた設定をすることができないことになっています。

日本では、金融庁がレバレッジに関する規制を行ない、25倍を上限とする決まりを作ったためです。

これに対し、海外のFX会社ではレバレッジに関する規制がなく、より高いレバレッジを生かした取引をすることができます
レバレッジが大きい分、ロスカットの発生リスクや資金管理リスクが大きくなるので、自分でトレードを管理することができるようになってから海外FX会社を利用することをおすすめします。

高いレバレッジを利用したいなら、海外FX会社の利用を検討しよ

高いレバレッジを生かせる

海外FX会社なら、日本のFX会社では不可能な高いレバレッジを生かしたトレードをすることができます。
XMでは最大888倍のレバレッジをかけることができます。

少ない資金でも十分に大きな利益を狙える可能性を十分に秘めています。

また、口座開設時や証拠金入金の際にFX会社からボーナスをもらうことができます。

ボーナスは、出金することはできませんが、証拠金として活用することができ、さらに大きなポジションを活かしたトレードを進めていくことができます。

海外FX会社の中では安心の体制で、大きなレバレッジを生かしたトレードができるXMはおすすめのFX会社です。

まとめ

ここまで海外FXにおいて初心者がレバレッジを上げすぎると危険な理由について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。

この記事のポイント
  • 大きなレバレッジはハイリスクハイリターン
  • 金利ゼロで資金確保できるというメリット面も
  • 初心者は証拠金管理や損切り注文を徹底すること
  • 自分で決めた取引ルールを破らないこと
  • 高いレバレッジ利用は海外FX会社が◎

高いレバレッジを掛けたトレードは、FX初心者にとっては危険な要素がたくさんあります。

しかし、レバレッジを利用するトレードこそFXの醍醐味でもあるといえるでしょう。

資金管理しながらFXの経験を積むことで、ぜひ海外FX会社ならではの高いレバレッジを活かしたトレードに挑戦してみてください。