海外FXをこれからはじめる初心者にオススメしたいPCの選び方と必要スペックとは？

最近では、自宅で簡単にFXを始められるようになりました。しかし、これからFXに挑戦するFX初心者は「どんなPCスペックが良いの？」「PCの知識が無くてわからない」と感じまる方も多くいるでしょう。そこで今回は、FX初心者におすすめのPCと選び方を紹介します。

FX初心者は可能な限り高スペックを選ぼう

人は何かに取り組もうとするとき、段階的にステップを上がっていこうと考えるでしょう。これはPCのスペックも同じであり、低スペックから「稼げるようになったら高スペックに変更していこう」とする方が多くいます。

しかし、FX初心者は可能な限り高スペックなPCを選ぶことをおすすめします。

ではなぜFX初心者に高スペックPCが良いのでしょうか。
これから「FXに必要最低限度のPCスペック」「プロトレーダーのPCスペック」「FX初心者におすすめのPC3選」などについて説明していきます。

FX初心者が高スペックPCを選ぶ理由

FX初心者に高スペックPCをおすすめする理由は、大きく分けて3つあります。

「FXで稼ぐ」と考えているFX初心者は、まだ感情のコントロールが上手ではありません。メンタルコントロールは、FXで稼ぐときに最も重要と言っても過言ではありません。

低スペックPCを使用しているときに起こりやすいのは、操作と操作の間に起こる「待ち時間」です。スマホ操作をしていても、インターネットを利用するときなどにダウンロードするなどの待ち時間を経験したことがあるのではないでしょうか。

「待ち時間」は、ネット環境だけでなくPCのスペックでも改善できます。
低スペックPCを利用していると、どうしても待ち時間が多くなるためストレスがたまります。また、チャートもスムーズに動かず、いらいらしてしまうことが多くなるでしょう。

一方で、高スペックPCは故障しにくいのも特徴です。
もちろん使用方法を間違えれば壊れることもあります。しかし、低スペックPCで起こりがちな「起動しにくい」「ダウンロードできない」などの基礎的なトラブルは回避しやすくなります。

高スペックPCを利用するのは、「ストレス軽減」が目的です。しかし、当然ながら費用には限度があるため個人により予算が異なります。以下で、FXを取引するときに必要な最低限度のスペックを学んでいきましょう。

FXトレードに必要なPCスペック

FXに限らず、多くの人は「動画」を日常から楽しんでいるのでしょう。結論から述べると、動画が楽しめるだけのスペックのPCがあればFXの取引は可能です。具体的には以下のようなスペックです。

Windowsが良い理由

FXでは、MacではなくWindowsをおすすめします。
なぜなら多くのFXツールはWindowsのみに対応しているからです。

Macで全く取引できないかと言うと、取引自体は可能です。しかし、多くの独自システムを取り入れるなど、チャートがスムーズに動く環境を考えれば圧倒的にWindowsを利用するほうが良いでしょう。

CPUに関して

取引する上で「操作がスムーズ」と感じるのはCPUによるものです。
本記事ではcorei5以上を推奨しますが、corei3以下のCPUでも取引できます。

しかし、チャートが表示されるのに時間が必要になったり、場合によってはフリーズしてしまったりなど、理想の取引タイミングを逃す原因になる場合があります。

メモリに関して

メモリやディスクの容量は、大きければ大きいほど良いとされています。
動画を見るときと同じように、容量に空きが多ければ操作もスムーズになります。逆に、容量が少なくなればPCの動作が遅くなりやすく、取引しづらいと感じる原因になります。

８GB以上あれば良いですが、できれば１６GB以上あるとさらに良いでしょう。

SSDに関して

ディスク容量を検討する場合、「HDD」と「SSD」と記載されているのに気づくはずです。これは記録媒体（記録方法）の違いですので、どちらのディスクでも取引は可能です。

例えるならCDで音楽を聞くか、カセットテープで聞くかの違いです。どちらでも音楽は聞こえますが、音質が良いのはCDでしょう。

同じように「SSD」のほうが、処理速度が速いため、FX取引をするには「SSD」がおすすめです。

FX初心者が憧れるトレーダーの環境

FX初心者は、プロトレーダーが多くの画面を見ながら取引をしているのに憧れる場合があります。沢山の機材に囲まれ、瞬間的なチャートの変化に対応しているプロの姿は「かっこいい」と感じるものでしょう。

しかし、PCスペックを検討する上でプロの姿を真似する必要はありません。実際、取引だけをするのならスマホでも十分です。では、なぜプロのトレーダーは多くのモニターを用意してトレードするのでしょうか。

FX初心者が手に入れるべきPCスペックとの誤差に気づくため、プロのトレーダーが複数のモニターを利用する理由からお伝えしましょう。

FXプロトレーダーが複数のモニターを使う理由

FXプロトレーダーが複数のモニターを使うのは、簡単に言ってしまえば「見やすいから」です。

FX初心者で、まだチャートを見たことがない場合、1つの通貨ペアの取引を考えているかもしれません。しかし、プロトレーダーの多くは複数の通貨ペアで取引し、瞬間的に判断を迫られています。1分1秒の判断遅れが大きな額の損失を生み出すため、「見やすさ」を重視してモニター数を増やしているのです。

また、取引方法にも理由があります。
FXの取引には、取引する期間により以下のようなものがあります。

人により、保有している時間が違います。
多くのモニターで取引しているプロトレーダーの多くは、スキャルピングトレードかデイトレードをしています。PCスペックも高スペックでなければならず、操作が困難な低スペックPCでは利益が出しにくいトレード方法です。

比べてスイングトレードや長期トレードでは、保有する時間が長いだけでなく取引タイミングも少なくなります。
そのため、高スペックPCが無くても取引しやすくなり、スマホだけでトレードしている人もいるのが現実でしょう。

FX初心者がPCを選ぶ際、プロトレーダーの真似をするのではなく「自分のトレード方法」を知る必要があります。
短期トレードなのか中期・長期トレードなのかにより、求められるPCスペックは異なると理解しておくのが良いと言えます。

FX初心者がPCを選ぶ際に間違えること

プロの真似をしていない場合でも、FX初心者が陥りやすい間違いが存在します。例えば、以下のようなものです。

他にも、人それぞれに間違いは存在するでしょう。
FX初心者の多くは「トレードの感覚」がわからないため、イメージがつかめません。今回お伝えしているPCスペックに関しても、「なんとなく高スペックが良い」と理解した程度で、実際に取引をしてみなければ良さがわからないことも多いはずです。

そもそも一般企業などでは「準備8割、本番2割」などと言われているため、FXで効果を上げるためにも準備段階に意識を向けているかもしれません。

しかし、FXはチャートを見ながら取引タイミングを見るだけでなく、世界の状況を判断しながら「取引する・しない」を選択します。そのため「今の状況」だけを意識していても、必ずしも準備万端とは言い切れません。

FX初心者には「トレードの感覚」「トレードで困ること」「感情的な取引」など、肌感覚と言えるようなトレーダー心理が備わっていないのです。

ですので、「可能な限り高スペックPC」を準備するようにし、PCを選ぶことに頭を悩ませるより「トレードスタイルの確立」を目指す方が良いでしょう。

実際に取引を行ってみて、自分にとって優先すべきPCスペックが何であるかに気づきます。後から後悔しないようにするため、予算の範囲内で可能な限り高スペックPCにしておくのがおすすめということです。

FXをするならモニターは何枚必要？

ここまで述べてきたように、FX初心者が最初からプロトレーダーの真似をする必要はないのですが、これから真剣にFXに取り組もうと考えている場合、「環境」としてモニターの数を考える必要があります。

以下では、必要とされるモニターの数を「トレードスタイル」を踏まえてお伝えします。

モニター１枚なら中・長期のトレード、２枚はデイトレード、３枚以上だとスキャルピングトレードに向いています。
つまりトレードの時間の長さが短くなるほど、モニターの枚数が多い方が良いのです。

1枚モニター：「中期・長期トレード」

「スイングトレード」や「長期トレード」を考える人は1枚のモニターで十分と言われています。「スイングトレード」と「長期トレード」は、数週間から数か月もしくは数年間の期間を必要とします。

FX初心者におすすめのトレードスタイルは「スイングトレード」と言われているほど、短期トレードと比較すると利益を上げやすいトレードスタイルとなります。
利益を上げやすい理由は、チャートで表示する「時間足」に違いがあるからです。

短期トレードでは1分足や5分足を多く利用します。しかし、「中期・長期トレード」では15分足や1時間足などを利用する場合が多くなります。取引タイミングが少なくなりますが、「騙し」も少なくなります。

FX初心者が利益をあげにくいのは、「騙し」が理解できないからとも言われています。「中期・長期トレード」では、短期トレードと比べると「騙し」が少ないためFX初心者にはおすすめの取引スタイルと言えるでしょう。

2枚モニター：「デイトレード」

1日から1週間の中で取引を完結させるトレードスタイルを「デイトレード」と言います。

会社員など決まった時間に取引をする人に多い取引方法ですが、「自分が取引できる時間」に理想のタイミングが訪れることは珍しいでしょう。

多くのデイトレーダーは2枚のモニターを使い、複数の通貨ペアを見比べながら「取引タイミング」を発見します。1つの通貨ペアだけではタイミングが少ないため、複数の通貨ペアを見比べるのです。

ただ、実際に保有する通貨ペアは1種類であることが多く、複数の通貨ペアを同時に保有することは少ない取引方法です。通貨ペアの同時保有は、利益に繋がりにくいだけでなく急激に難易度が上がるため、FX初心者にはおすすめできません。

2枚モニターで「通貨ペアの選択」や「取引タイミング」を見る練習をしながら、利益を上げられるようになるまで「チャート分析」するようにすれば、FX初心者が成長するために最も効率が良いかもしれません。

3枚以上モニター：「スキャルピングトレード」

3枚以上のモニターが必要なのは「スキャルピングトレード」というトレードスタイルで取引を行う人です。「スキャルピングトレード」とは、数秒から数時間程度だけ通貨を保有することで利益を上げる取引スタイルで、「超短期トレード」とも呼ばれています。

上手に取引すれば最も利益率があるトレードスタイルと言われており、プロトレーダーの中には数分間のトレードだけで100万円以上の利益をあげる人もいます。
しかし、難易度が高くFX初心者にはおすすめできません。

確かに「スキャルピングトレード」で利益を出せるトレーダーは「かっこいい」でしょうし、「プロ」と言うにふさわしいかもしれません。しかし、利益を出せるタイミングや「損切り方法」を確立していなければ大損する可能性を秘めています。

FX初心者がスキャルピングトレードを選択する場合、最初のうちは利益をあげられない可能性を知った上で取引するようにしましょう。

FX初心者におすすめのPC3つ

FX初心者がPCスペックを検討する場合、「自分のトレードスタイル」を検討することをおすすめします。上記で述べた3パターンのスタイルから、自分に合う方法を選びましょう。

もし、取引スタイルが明確でない場合は「スキャルピングトレード」を意識したPCスペックを選んでおけば、他のトレードスタイルでも難なく利用できることになります。

そのため、ここでは「スキャルピングトレード」でも利用できる高スペックPCを、コストを意識して3つ紹介します。

富士通　ノートPC　A743

参考：Amazon
FX初心者が最初にPCを選ぶ場合、新品でなければいけない訳ではありません。必要スペックを踏まえた上で、中古PCで取引の練習をするには丁度良いのがこちらです。自分のトレードスタイルに合わせ、移動しながらも取引できるノートPCです。

ASUS 一体型PC VivoAiO V222FAK(21.5インチ)

参考：Amazon
複数のモニターを利用するべきか、1枚のモニターで良いかわからない人は「大きいモニター」を利用してみるのも良いでしょう。トレードスタイルが確立できるまでモニター1枚で取引し、必要ならモニターを付け足しましょう。

日常生活にも利用できる一体型PCです。

DELL OptiPlex 7040SFF(23インチ)

参考：Amazon
「機械が苦手」「FXしたいけどPC選びは面倒くさい」と考えるなら、とりあえずコレ！という感覚で選択できるPCです。大きな画面で日常生活にも支障なく使えます。FX初心者が取引を学ぶ際に必要なスペックが完備されています。

トレードスタイルに合わせた環境を構築しよう

ここまでFXトレードにオススメのPCスペックについて説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。

本記事で紹介したPCは、FX初心者の方が「最初に利用できるPC」を考えて選びました。FXを始めるときには、「これで良いのか」「大丈夫か」など、漠然とした不安があるかもしれません。
可能な限り高スペックPCを選ぶなら、中古PCも含めて検討してみましょう。