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【やっちまった】FXでの退場とは?初心者が繰り返さないためのポイントを紹介!

FXを始めた方の大半が、退場をする、あるいは退場を余儀なくさせられているといわれています。

FXトレードに臨む際は、欲や自分の勘に負けず、
自分への戒めの気持ちを忘れないことが重要です。

この記事では、長期的にトレードを楽しむためのポイントを紹介します。

FXから退場となる2つのパターン

FXトレードは、もちろん利益を獲得することを目的に実施するものですが、
投資商品である以上はうまくいかないと元本割れどころか投資資金を失ってそれ以上トレードが継続できなくなることもあります。

FXトレードができなくなる状態のことを「退場」ということがあります。
FXから退場するパターンとしては、以下の2つが主に考えられます。

  1. 自主的な退場
  2. 強制的に退場させられる

それぞれに退場する理由がありますが、
退場した後再度FXのトレードに復帰する方も中にはいます。

退場した時のトレード内容を振り返り、
自身への戒めとして生かしつつ新たなトレードに成功している方も少なくありません。

FXを楽しく継続して利用するために、
退場せずに済む対策を考えながらトレードしましょう。

自主的な退場

FXから退場をするパターンの1つ目は、自主的な退場です。

理由としては、

うまくいかず自主的にあきらめるケース
自分に合っていないような気がしてやめるケース
他の投資の方にシフトしたケース
飽きてしまってやめてしまうケース

などが考えられます。

自主的に退場するケースというのは、
資金がなくなってやむなく退場するケースとは異なり、
大きな損失を被る前に退場しているので、
資金的な被害が少なく済んでいる場合が多いです

ただ、機会損失という面を考えると、良いのか悪いのかの判断は難しいところです。

強制的に退場させられる

FXから退場をするパターンの2つ目は、強制的に退場させられるパターンです。

FXトレードに積極的に挑戦した結果、

損失を被ってトレードに臨める証拠金を失いやむなく退場する

というケースです。

ロスカット水準にまで証拠金維持率が落ちて、資金が損なわれてしまう

事態になるケースとも言えます。

退場しなければならなくなるほど損失が膨らんでしまうのは、
トレードへの取り組み自体に問題があったと考え、
自身への戒めとして考えるべきです。

FXはばくちではないため、
きちんと資金管理とポジションの管理をすることができれば、
強制退場という事態になることはありません。

強制退場の理由

強制退場になる理由は、以下の3つが一般的です。

  1. 預けていた証拠金がなくなる
  2. 資金がマイナスになりトレードができない
  3. 証拠金維持率が一定率を下回る

特に3.の場合は、
ロスカットとなってしまう例です。

ロスカットになると、それまで保有していた証拠金が一気に損なわれてしまいます

ロスカットは、一定数以上の損失拡大を防ぐという意味で、
投資家保護の目的で導入されている制度ですが、
やはり投資家の立場から言えば最も恐ろしい制度となっています。

ロスカットを経験してFXトレードから退場していった方はこれまでたくさんいたと考えられます。

強制退場する主な原因

FXトレードにおいて、強制退場を余儀なくされるのは悲しいことですが、
そこに至るまでには必ず原因があります。

原因は外的な要因ももちろん影響していますが、
最も重要なのは自身のFXトレードに臨むときの姿勢、損失リスク対策の不徹底さです。

どんなに相場が予想外かつ急速に変動したとしても、
きちんとリスク管理をしてトレードに臨んでいれば、
退場をするまでに損失を被ることはありません。

強制退場する主な理由
  • 急激な為替の変動
  • 損切りで失敗している
  • レバレッジが高すぎる
  • 利益確定が早すぎる
  • 他人やネットの情報を過信している
  • 投資スタイルが無い
  • 資金管理ができていない

強制退場となってしまった方は、
まさに自身のトレードへの取り組み方が間違っていたと考え、
自身の戒めとして受け止めましょう。

急激な為替の変動

外国為替相場は、世界で大きな事件や予想外の経済指標の発表が起こった時に
想定外の相場変動が起こることが結構あります。

ある程度余裕を持ってトレードをしていたつもりでも、
その余裕を上回ってしまうほどの大きな相場変動が起こってしまい、
ロスカットになってしまった経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。

一時的に動く変動幅の可能性を過去の相場実績から読み取り、
もし大規模な相場変動が行ったとしてもロスカットにならないよう、
余裕をもった証拠金を投入しておくべきです。

損切りで失敗している

FXトレードにおいては、損切りが非常に重要です。

損失を膨らませてしまわないようにするために、
想定と異なる相場変動が起こった時には早めに損切り決済をしてしまって損失を限定して、次のチャンスに臨むというのが一般的な姿勢です。

しかし、特に初心者の方で損切りをうまくできないケースが多いです。

自身で損失を確定させてしまうことに抵抗を感じるのはだれでも同じですが、
そこで冷静に判断して早めの損切りを実行できるかどうかが、
損失を膨らませない最も重要なポイントとなります。

レバレッジが高すぎる

FXの醍醐味は、レバレッジを利用して高額のトレードを活用し、
大きな利回りを獲得することです。

しかし、過剰な水準にまでレバレッジをかけてしまい、
予想と反する相場変動が起こった時にあっという間にロスカットになってしまうケースも結構多いです。

ハイレバレッジを活用してのトレードをする際には、
損失の範囲を限定したうえで臨むことが必要です。

海外FX会社で利用できる100倍以上のハイレバレッジを活用する際には、
失ってもトレード継続に支障のない金額を証拠金として投入しましょう。

利益が出たら、大きく儲ける
損失が出ても、大きな影響がない

規模にしておくなど対策を講じましょう。

あるいは早めの相場水準における損切りストップ注文を入れておくのも有効な対策です。

利益確定が早すぎる

FX初心者に多いトレードスタイルで、
利益確定を早くしすぎて、逆に損切りをなかなか断行できないという状態があります。

FXトレードの原則として、「損小利大」という考え方があります

損切りをするときにはその金額を小さく抑えて、
利益を確定させる際にはできるだけその金額を大きくすることを意識する考え方です。

しかし、初心者の場合はトレードをしてしまうケースが多いです。

含み利益が発生しているのを見ると、
それを失ってしまうのがもったいないと考えてしまい早めに利確をしてしまいます。

逆に損を確定させるのがもったいないと思ってしまい、
なかなか損切りができず損失額を膨らませてしまうということが多いです。

他人やネットの情報を過信している

近年は、インターネットや各種SNSなどから
多くのFXに関する情報を入手することができます。

儲かる取引手法などが簡単に実践できるとなると、
誰でも真似したくなるのは当然です。

しかし、インターネット上に公開されている情報は
必ずしも信憑性が保証されているわけではありません

信憑性を確認しないままに内容をうのみにしてしまい、
過信した状態でトレードに臨み、結局損失を計上してしまうというケースは結構多いです。

インターネットの情報はもしかしたら正しくないのかもしれないという考え方を持ち、
自身で検証しながら安全にトレードをすることが重要です。

投資スタイルが無い

FXトレードをする際には、

自身の投資スタイルを確立する

のがおすすめです。

ただやみくもに勘に基づいてトレードをしていては、
安定した収入を見込めません。

また、後で自身のトレードを振り返り検証をする場合でも、
一定のルールにのっとってトレードをしたうえで検証をすることに意味があり、
ルールや基本スタイルがないトレードを後で検証しようとしても意味がありません

安定したFXトレードを推進する際には、
自身の得意パターンを確立するなど、投資スタイルを持ったうえで臨みましょう。

資金管理ができていない

強制ロスカットが起こらないようにするためには、資金管理が重要です。

あとどれくらいの相場変動が起こったらロスカットが発生するのか、
常に把握しておくことが重要です。

特にFX初心者の場合は
複数のポジションを保有すると管理が難しくなるのでおすすめできません

異なる通貨ペアのポジションを保有しているとさらに管理が難しくなるので、
FXトレードに慣れるまではたくさんのポジションを保有しないことをおすすめします。

また、マイナーな通貨の場合は相場変動が想定しづらい側面もあるため、
初心者の場合はメジャーな通貨をメインに
トレードをするというのも資金管理をするうえで有効な考え方です。

自身の資金管理をして、
ロスカットを起こさないようにすることが最低限必要なことです。

退場を避けるために

FXトレードを継続して行ない、強制退場をしなくて済む対策とはどんなものでしょうか。

強制退場とならないためには、
FXトレードに臨むうえで基本的で一般的な対処をすることができれば問題ありません。

ただ、どうしてもFXトレードをする中ではより高い利益を獲得したい、
効率よく儲けたいと考えてしまうのは仕方のないことです。

そのような欲求に負けず、
徹底したトレードルールにのっとって継続してトレードをすることができれば、
強制退場という状態になることはしっかりと避けられるので、ぜひ実践してみてください。

資金管理とロスカットまでの猶予を把握する

強制退場の状況となる最も多いケースは、
やはりロスカットが起こってしまうことです。

ロスカットが起こると、一気に証拠金の損失が確定してしまいます。

ただ、ロスカットは適切な資金管理ができていれば未然にしっかり防ぐことができます

特に、
保有するポジションにかかる通貨ペアの相場がどれくらい変動すればロスカットとのあるのかを把握する必要があります。

相場のロスカットまでの猶予がどれくらいかを把握しておけば、
ロスカットが起こる前に対処しやすくなる

ロスカットが起こる相場に達する前に、
早めに損切りするポイントをあらかじめ決めておくことができ、
安心してトレードに臨むことができます。

ロスカットを決める重要な要素である証拠金維持率の計算方法を理解し、
資金管理にしっかりと生かしていきましょう。

レバレッジを高くしすぎない

FXで大きな損失が発生してしまう要因で最も多いのが、
無理なレバレッジ設定をして高額のトレードに臨み、相場が予想と反対に動いてしまい思わぬ損失を計上してしまうパターンです。

レバレッジを高く設定すると・・・
一気に高額の利益を獲得できるチャンスになる反面
逆に相場が動いたときの損失も大きくなる

一気に儲けることはとても魅力的ですが、
やはり継続して取引をすることが重要です。

大きすぎる損失は、
それまで積み上げてきた利益を一度に吹き飛ばしてしまうほどのインパクトとなってしまうことがあるので、少しずつコツコツと利益を積み重ねていき、
長期間投資を楽しめるように、レバレッジの設定には常に気を配りましょう。

トレードルールを作って結果を検証する

安定したFXトレードを継続するためには、検証の作業が欠かせません。

自身が行ってきたトレードの結果をただ単に数値の結果だけでチェックするのではなく、

エントリーポイント
決済ポイント
利益の幅
トレードを行なったときの心理的状況、
トレードの判断ポイント

を記録して後で振り返るような詳細な検証を行うことをおすすめします。

まずは自身がFXトレードに臨むときのルールを定め、
ルールにのっとったトレードを継続して行うことが重要です。

勘に頼る根拠のないエントリーは検証をすることもできないので、
エントリーと決済の際にはしっかりと根拠をもって臨み、
後で検証をして今後に生かすという作業を地道に繰り返せる方が、
長期間継続してFXを楽しめる方となります。

まとめ

以上、FXからの退場について紹介をしました。

強制退場は非常につらいことですが、
その要因は自身のトレードに臨む姿勢にあることがほとんどです。

もし強制退場になってしまった方で、再度FXに挑戦しようと思っている方は、
自身の過去の経験を戒めにして、ルールを決めながら臨み、
しっかりと検証をしながら安定したトレードを展開できるようにしましょう。