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海外FXでの勝率6割を侮ることなかれ!逆コツコツドカンで利益を出すやり方とは

FXは勝率が高ければよいと考えがちですが間違いであり、
如何に利益を残すかが大事です。

利益さえ残せれば勝率が6割だとしても問題ありませんが、
やり方を間違えてしまえば意味がありません。
では6割で利益を出すにはどう取引を行えばよいでしょうか。

この記事では、海外FXの取引における勝率が6割で利益を出すやり方に関して解説していきます。

FXにおいて重要なのは勝率ではなく利益

FXはギャンブルと違い、
『相場の流れを分析し予測をすること』で勝率を上げることができます

しかし相場は様々な情報の影響を受け動いているため、
直接相場を動かす立場にある人間でない限り、
100%相場の動きを予測するのは不可能です。

そのため、どれだけFXに対し知識があり、
利益を出しているプロでも取引での勝率100%はあり得ません

FXにおいて勝率100%は、
それこそ非現実的な力を持った人間でない限り不可能という話になるでしょう。

勝率100%が不可能と理解した以上、
FXにおいて大事なのは勝率ではなく利益、という話になります。

例えば勝率が90%であれば、
10回取引した際に負けるのは1回だけとなり、
回数だけ見れば圧倒的に勝っていると見れるでしょう。

しかし、取引によって得た利益に注目すると話は変わります

もし1回の取引で得た利益が3000円程度で
負けた時の損失が3万だったとします。

利益が2万7000、
損失が3万
となるため
総合するとマイナス3000円となってしまい、
9回の取引で得た利益が無意味なものになっていると分かるでしょう。

勝率90%の場合
(勝ち9回:負け1回)
1度の利益が3000円、損失が30,000円だと・・・

9回の利益額=27,000円(9回×3,000円)
1回の損失額=30,000円(1回×30,000円)

TOTAL=3,000円

利益が9回出ても、1回の損失が大きければ結局マイナスに

逆に勝率が10%で9回負けて1回勝ち、
9回の損失が2万7000、
1回の利益が3万
だとすれば
プラスで3000円になります。

勝率10%の場合
(勝ち1回:負け9回)
1度の利益が30,000円、損失が3,000円だと・・・

1回の利益額=30,000円(1回×30,000円)
9回の損失額=27,000円(9回×3,000円)

TOTAL=+3000円

利益が1回でも、9回の損失を上回りプラスに

例え負けた回数が多かろうと、
1回の取引で損失以上の利益を出せばFXの世界では勝ったという話になるのです。

勝率が低くても、1回の取引で損失以上の利益が出ればFXの世界では勝ち

勝率の高さは悪い話ではない

勘違いしないでおきたいのは、
勝率が高いという状態自体は悪い話ではない、ということです。

現に勝率を高く保てているということは、
相場の流れを見て損失を出す頻度が少なくなっているといえます。

勝率を高く保つ=相場の流れを見て損失を出す頻度が少ない

最終的に利益を出せば勝ちとなるのは事実ですが、
それまでに損失ばかり出している場合、
取引の状況によっては「まぐれ」というのもあり得る話です。

相場の流れが絶対でない以上、まぐれは起こりますが、
逆に何度も起こるものではありません。

まぐれで勝っていてはどれだけ低い勝率、
高い利益でも今後同じ利益を出せるかは難しい話となるでしょう。

取引を続けて高い勝率を維持し、利益を出せているのであれば問題ありません。

FXにおいて結局は、取引を続けた結果プラスにできたか、
という話に収束するといえます。

6割の勝率で利益を出すやり方

利益を出す勝率と考えれば、6割が目安として望ましいです。

しかし、FXの相場に絶対はない以上、
常に6割を維持するのは非常に難しい話となります。

それこそプロの投資家ですら、長期的に維持をしろと言われても不可能です。

そのため、6割の勝率で利益を出すやり方をする場合、
必ず6割維持出来るわけではないことを理解しておきましょう。

理解した上で、できるだけ維持するためには以下の概要を把握する必要があります。

自分の取引ルールを決める

相場に応じて、といいますが
闇雲に取引を行っては勝率どころか損益の管理すらできません。

勝率を維持した上で利益を出す基本的なポイントとしては、
自身の取引ルールを決めることから始まります。

取引ルールは所謂トレードスタイルを決めるものであり、
数秒で終わらせる超短期的な取引から、
数日から数週間と長い期間を要する長期的な取引が中心になる、と種類は様々です。

利益を多くし損失を抑えるためには・・・

損失を抑えるための適切な損切りポイントを抑える
利益を確定して決済するタイミングも把握する

が大切です。

損切り、決済の両方ともトレードスタイルにより適切なポイントは変わるため、
トレードスタイルを決めておかなければ、適切に損益を出せる環境が作れないといえます。

トレードスタイルに関してはこれを選ぶのが正解、
という種類はなくトレーダー次第で幾らでも変わるものです。

一度決めたトレードスタイルを頻繁に変更するのは望ましくありませんが、
一生続けなければいけないものではないため、今後変更を行うこと自体は問題ありません。

自分がFXで取引する環境に応じ、トレードスタイルを決め、変えていきましょう。

適切な決済と損切りするポイントの決め方

トレードスタイルを決めた後は
適切な決済、損切りポイントの設定に移ります。

相場が動く関係から長期的なトレードスタイルになる程、
決済と損切り共々エントリーしたところから、遠い場所での設定となるでしょう。

トレードスタイルにより適切な設定ポイントはありますが、
必ずここに設定しなければいけない、というポイントはありません。

しかし、先ほど出た勝率と利益の関係から分かるように、
利益が小さく、損失が大きくなると最終的に負けとなる可能性が高いです。

そのため、全てのトレードスタイルに共通し決済のポイントは、
損切りした際の損失より大きくなるよう設定するのが基本となります。

例えば損切りポイントを50で設定する場合、
決済は50を超える場所で設定する、ということです。

しかし、超えるといったところで
損切り50、決済51と、微かに超えているだけでは意味がありません

設定する場合は乗算で考えるとよく、
損切り50とする場合、決済は2倍である100以上とした方がいいでしょう。

運用する資金も考え取引

適切に利益を出し、最終的にプラスとするためには
自身が運用する資金も重要です。

FXでは必要以上にマイナスが出ないようロスカットが実装されており、
ロスカットレベルにまでマイナスが到達してしまえば、
強制的に決済されてしまいます

運用する資金が少なければロスカットされる危険性も高くなり、
勝率と利益共に維持できずマイナスになる可能性が高いでしょう。

何よりポジションを維持している際、
ロスカットの存在が圧し掛かってくるため、
精神面に影響が出て適切な取引ができなくなる可能性が高いです。

利益を維持し取引を続けるためには、適切な資金で取引を行う必要があります。

現在、FXは少額からも始められるため、
大きな利益を出そうと考えなければ資金が少なくても問題ありません。

しかし、あまりにも少ないと結局はロスカットが怖くなるため、
少ない資金であろうと最低10万、20万程度は用意した方がいいでしょう

特にこれからFXを始める初心者の場合、
大きな金額を動かそうとすると精神的な負担も大きいため、この程度が望ましいです。

また、資金が多かろうが少なかろうが、
金額に見合った取引量にしなければ、ロスカットの危険が大きいのは変わりません。

トレードスタイルによりますが、
少し動いた程度でロスカットの危険性はない、
といえるレベルの取引量が望ましいでしょう。

FXでは取引をする環境の際、証拠金維持率がデータとして見れますが、
危険性のないレベルと考えた場合は維持率を200から300%程度にできるのが望ましいです。

資金の用意にはボーナスを利用する方法もある

海外FXを利用する場合、資金の用意にボーナスを利用する方法があります。

海外業者でボーナスを利用した際にもらえる金額は、
国内業者におけるキャッシュバックと比べ物になりません。

いきなり多額の資金が用意できない方でも、
ボーナスを利用することでまとまった資金を手に入れ、取引に用いれます。

ボーナスの内容は業者により異なりますが、
口座開設、一定額以上の金額を入金する、といったケースが多いです。

一定額以上を入金する場合は金額により変わることも多く、
中にはボーナスだけで数十万もの金額が手に入るケースも珍しくありません。

しかし、ボーナスを利用する上で気をつけたいのは、
ボーナスは取引の資金として持ちいれますが、簡単に出金はできないという点です。

基本的にボーナスは利用した時点で出金に制限がかかり、
一定額以上の金額を取引する、といった条件を満たさない限り出金できません。

条件も大半の場合、すぐ満たせる物ではなく厳しいケースが多いため、
基本的にボーナスの出金はほぼ不可能と考えた方がいいでしょう。

しかし、ボーナスだけであればよいのですが、
海外業者の中には資金すらも出金できなくなるケースが存在します。

全額となれば今後の取引においても問題となるため、
利用する際、よく規約や内容を確認してからにしましょう。

リスクリワードを意識する

海外FXにおいて勝率ではなく利益を重視する際、
リスクリワードを意識するのが重要です。

リスクリワードとは利益と損失の幅を示す用語であり、
お互いの幅をデータとして見ることで、釣り合った取引ができているかを確認できます。

リスクリワードとは?
利益と損失の幅を示す用語。
お互いの幅をデータとして見ることで、釣り合った取引ができているか確認できる

リスクリワードの幅は取引で出した利益の平均から、
損失の平均を割って求められるものです。

例えば平均利益が1万、平均損失が1万とあれば割って1となります。

FXの取引は利益と損失の幅により、求められる勝率が変わるものであり、
割って1となる場合は50%を超える勝率が必要です。

前途しましたが勝率を維持するのは難しい話であり、
特に50%となれば半々な確率となるため、少しバランスが崩れれば一気に損失へ向いてしまうでしょう。

勝率の6割を維持するということは、リスクリワードの観点においても計算した際、
1以上の数値になることが求められます。

リスクリワードと勝率における損益分岐点

FXに絶対はありませんが、
基本的にリスクリワードと勝率の関係には、損益分岐点による関係が提示されています。

リスクリワードにおける『損益分岐点』は単純にいえば、

「損益比率により、一定以上の勝率がなければ絶対に利益を出せない」

ことを示すものです。

例えば、先ほど例として出た割って1になる場合、
50%を超える勝率が必要と出ました。

実際に1の場合は50%が損益分岐点であり、
本当に勝率が50%の場合、利益を出せる可能性は限りなく0に近いです。

むしろ考え方を変えてみると、50%に到達することでようやく利益の出せる可能性が出てくる、といえます。

計算によりリスクリワードが2、
損失1に対し利益2となった場合、
損益分岐点は約30%となり、低い勝率でも利益を出せる可能性が出せるでしょう。

更に勝率が6割の場合、リスクリワードが2となれば利益を出せる確率は100%に近い数値となります。

このようにリスクリワードによる損益分岐点から分かるように、
利益を出す確率を出したい場合、損益の幅を2以上にした方がいいと考えられるでしょう。

リスクリワードを意識した上での取引

リスクリワードで利益の幅を大きくするのはよいのですが、
幅を大きくしたい場合は取引のやり方もポイントになります

FXでは相場の状態により大きな利益を出せるか、リスクが高いか変わります。

基本的に利益を大きく出せる場合、
リスクも少ない傾向にあるため、大きく利益を狙える場面を狙うのがいいでしょう。

実際に大きな利益を狙える場面であれば、
取引回数を少なくした上で大きな利益を出せるため、勝率が低くても問題ありません。

また自動売買を利用する場合は問題ありませんが、
基本的にFXにおける取引を行うのは人間です。

人間である以上、様々な状況が精神面に影響をもたらし、
FXにおいては悪い影響の出る可能性が高いです。

人間は損失額が出るのは良い気分はせず、
特に金額が多くなる程出るのが耐えられなくなります。

取引に支障が出ないよう、
運用する金額は自分が耐えられると考えられる範囲で行いましょう。

勝率に対する考え方

大事なのは勝率より利益、
勝率は相場の流れにより変わるため維持できるものではない、
とここまで記述してきました。

しかし、高い勝率を維持する必要はありませんが、
リスクリワードの損益分岐点等を考えると、
自身の勝率がどの程度かを把握しておく必要はあるでしょう

勝率の求め方は利益の出た勝ちトレードから、
総合したトレードの回数を割ることで求められます。

例えばトレードを50回やったとして、
利益の出たトレード回数が30回だったとすれば、
30から50を割ることになり、
0.6=勝率6割です。

出た勝率が6割の場合、
損益分岐点の幅において比率が2であれば
利益の出せる確率が100%近くなるでしょう。

そのためFXにおける勝率の考え方としては、

勝率を高くするのではなく、
現在の勝率からいかに取引のやり方を考えるべきか

がポイントとなります。

それこそ、勝率が6割以下だとしてもリスクリワードの比率が高ければ、
特に勝率を高くするよう改善する必要はなく、適切な取引を続ければいいだけです。

心理面を考慮しての考え方

基本的に利益重視で、勝率は5割を切っていたとしても、
利益の面で考えれば問題はありません。

しかし、FXにおいて取引を行うのは人間であり、
人間は感情を持つが故、機械的に取引するのは難しいです。

仮に勝率が10%だったとすると、
50回のトレードで5回しか勝てないことになり、
5回勝つまで延々と損失の出る負けが続きます。

最終的に総合してプラスになれば問題はありませんが、
取引をする人間目線から見ると負けが続き、
精神的に参ってしまう可能性が考えられるでしょう。

精神面に影響が出れば以降の取引にも影響が出るため、
利益ではなく精神面を考えると
勝率があまりにも低いのは問題となってしまいます。

勝率が低いと精神面が不安定に

もちろん自分で自覚し、覚悟をしていれば問題ありませんが、
そうでない場合、勝率を上げるようにした方がいいでしょう。

しかし高い勝率を維持しようと考えると、
今度は取引のやり方に影響が出て利小損大になりかねません。

勝率を高く維持しようとすると利小損大になりがち

そのため、ある程度維持ができ、
負担も和らげられるという点で6割の勝率は適切ともいえます。

まとめ

ここまで海外FXの取引における勝率6割で利益を出すやり方について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。

勝率より利益が重要、ですが取引を行うのは人間であるため、
負けが続くのは精神的にも気分がよくありません。

総合して利益を出せるスタイルになるまで、
何度も精神的に葛藤の続く日々が続くでしょう。

勝率6割とありますが、
本当に重要なのは利益を維持する姿勢なため、
6割より上、下のどちらに行こうが、維持できていれば問題はありません。

利益を追求できるトレードを考えつつ、
自分にとって取引を継続できる適切な勝率を見つけてみるといいでしょう。