FXスタートガイド

FXの基本6つの注文方法を紹介!初心者に向いている方法とは

FXには様々な注文方法があります。

注文方法についてしっかり理解することによって、トレードの幅が広がります

もしかすると多くの方は、FXの注文方法について軽視しているかもしれません。

多くのFX会社では、
注文する取引量を入れてワンクリックすれば注文できてしまうからです。

もちろん、簡単に注文することができる事は良いことです。

しかし、FXの様々な注文方法を覚えることはFX勝率を上げることにもつながるので
ぜひしっかり理解するようにしてくださいね。

FXの代表的な注文方法は6つ!

FXの代表的な注文方法は6つあります。

FXの代表的な注文方法

  1. スピード注文
  2. 成行注文
  3. 指値・逆指値注文
  4. IFD(イフダン)注文
  5. OCO(オーシーオー)注文
  6. IFO(アイエフオー)注文

それぞれの注文方法についてわかりやすく説明していきますね。

スピード注文

『スピード注文』はワンクリックで注文することができる方法です。

ワンクリックで注文できるので多くの方が利用しているのではないでしょうか。

最近は、パソコンではなくスマホでFX取引をする人が増えています。

手軽にワンクリックで取引できるスピード注文を利用している人は年々増えているようです。

スピード注文 = ワンクリックで注文できる注文方法

スピード注文で特に力を発揮するのが、『スキャルピング』です。
スキャルピングとは、数pipsの利益を何度もとっていく取引手法になります。

スキャルピングとは?
短い時間でのトレードで、
数pipsの小さな利益を何度も重ねる取引手法

スキャルピングで一度に取ることのできる利益は少ないですが、
何度も取引することによって利益を積み上げていくことができます。

スキャルピングは、スピードが命になります。

スピードが求められるスキャルピングには、
スピード注文は特に最適の注文方法と言えますね。

また、スピード注文は、
取引画面だけでなくチャート画面でも行うことができるのが一般的です。

非常に便利な注文方法ですね。

スピード注文にはスキャルピングが相性抜群◎

成行注文

『成行注文』は、特に希望の価格を指定しないで行う注文方法です。

希望の価格を指定しないので、注文がすぐに成立する特徴があります。

成行注文 = 希望の価格を指定せず行う注文方法

成行注文は、素早く注文を成立させたい方には特におすすめの注文方法といえるでしょう。

先ほど紹介したスピード注文も成行注文の一種になります。

成行注文は、FXの注文方法の中で最も利用されている注文方法になります。

使いやすい注文方法のため最も利用頻度が多いですが、注意点もあります。
それは、相場変動時です。

相場急変時はスプレッドが恐ろしく広がることがあります

相場急変時に成行注文を出すと想定外の価格で約定してしまうこともあるので、
成行注文をする際は注意するようにしましょう。

相場急変の時、成行注文には要注意!

指値・逆指値注文

『指値・逆指値注文』とは、希望価格を指定する注文方法です。
価格を指定するので自分の希望通りの価格で約定することができます。

指値・逆指値注文 = 希望価格を指定する注文方法

ただし、希望の価格になかなか到達しないと約定ができないデメリットがあるのです。
指値注文・逆指値注文のそれぞれのおすすめの使い方について説明します。

指値注文~おすすめの使い方3選~

指値注文のおすすめの使い方は3つです。

指値注文のおすすめの使い方

  1. チャートを頻繁に見られないとき
  2. 調整が入った時にエントリーしたい
  3. 相場急変時

指値注文のおすすめの使い方についてわかりやすく説明していきますね。

チャートを頻繁に見られないとき

仕事や家事で忙しいとなかなか頻繁にチャートを見られない方も多いと思います。
チャートを見られないがためにエントリーするタイミングを逃したという方も多いのではないでしょうか?

指値注文を入れておけば、自分が希望するレートに到達したら自動的に注文が入ります。
指値注文をいれることによりエントリーするタイミングを逸することを防ぐことができるのです。

調整が入ったときにエントリーしたい

為替相場は一方方向にずーっと動く事はありません。
必ずどこかで調整が入ります。この調整のタイミングでエントリーしたい方は多いでしょう。

しかし、いつ調整が入るかは誰にもわかりません。調整のタイミングを見るために年がら年中チャートを見ているのも疲れるでしょう。
指値注文を入れておけば、調整が入ったときに自動的にエントリーすることが可能です調整のタイミングでエントリーしたい方にも指値注文はおすすめといえるでしょう。

相場急変時

成行注文のところで少し説明しましたが、
相場急変時に成行注文をすると想定外のレートで約定してしまうことがよくあります。

しかし、相場急変時とは、それだけ相場が大きく動いているので利益を出すチャンスです。相場急変時にエントリーしたい方も多いでしょう。

そんな時おすすめなのが、指値注文です。

指値注文を使えば希望した価格で必ず約定してくれるからです。

相場急変時には指値注文がオススメ!

ただし、相場急変時は、レートの動きが激しいので約定しない可能性があることも覚えておいてください。

逆指値注文~おすすめの使い方3選~

逆指値注文のおすすめの使い方は以下の3つです。

逆指値注文のおすすめの使い方

  1. 強制的に損切りしたいとき
  2. 最低限の利益を確保したいとき
  3. トレンドに乗りたいとき

それぞれわかりやすく説明していきます。

強制的に損切りしたいとき

逆指値の最もポピュラーな使い方が『損切り』でしょう。
逆指値は、現在の相場よりも不利な状況になったら発動される注文方法です。

つまり、あらかじめ指定したレートに逆指値を入れておけば、そのレートで損切りすることができます。
損切りを自分の意思で行うのは想像以上に難しいので、この逆指値をうまく利用するようにしましょう。

逆指値を利用して損切りしよう!

ただ、相場急変時などは逆指値のレートまで行っても、相場の動きが早すぎて約定しない可能性があることはしっかり覚えておきましょう。

最低限の利益を確保したいとき

例えば、1ドル100円の時に買いの注文を入れたとします。
予想通り為替が動いてくれて1ドル102円になったとしましょう。
しかし、この後さらに円安に進むと予想していても逆に円高になってしまう可能性は十分にあります。

そんな時、1ドル101円で逆指値をいれておけば、
一定の利益を確保することができます。

このように、さらに大きな利益を狙いたいけど一定の利益は確保したい場合に逆指値を使うのは非常におすすめです。

大きな利益を狙いつつ一定利益を確保するには逆指値!

トレンドに乗りたいとき

トレンドに乗りたいときに使う逆指値とは、
1ドル100円のときに101円で逆指値をいれることをいいます。

一見すると不利なレートでエントリーするように思われるかもしれませんが、
この方法で逆指値を入れることによってトレンドに乗ることができます。

一般的にトレンドは一度発生するとなかなか終わりません

さらに円安になる可能性は十分にあるので、
このような逆指値の使い方は効果的といえるでしょう。

IFD(イフダン)注文

『IFD注文』とは、新規注文と決済注文を同時に出すことができ、
新規注文の約定後に決済注文が有効となり、自動的に発注される注文方法のこといいます。

IFD注文とは?
新規注文と決済注文を同時に出せて
新規注文の約定後に決済注文が有効となり自動的に発注される注文方法

例えば、1ドル100円のときに新規で買い1ドル105円になったら決済、
というような注文を一度に出したい場合に有効な注文方法です。

IFD注文のメリットは、エントリーと同時に決済の注文を出せるということです。

あらかじめ取りたい利益が決まっているときは非常に有効な方法といえるでしょう。

ただ、IFD注文にもデメリットがあります。
それは、決済の注文は1つしか出せないということです。

相場が予想通り動けば良いですが、
相場が予想外の動きをした場合、
損切りは自分で行わなければなりません

【IFD注文のメリット】
エントリーと同時に決済の注文を出せる
=取りたい利益が決まっている場合に◎

【IFD注文のデメリット】
決済の注文は1つしか出せない
=相場が予想外に動いた時、自分で損切りしなくてはならない

大きな含み損に耐えるだけの資金力があれば問題ないかもしれませんが、
一般的にはそうではないでしょう。

IFD注文を出した後もチャートはしっかり確認するようにしましょう。

損切りに要注意なIFD注文では、チャート確認をしっかりと!

チャートを全く見ないと、
思わぬ含み損を抱える事態やロスカットを食らう事態に見舞われてしまうかもしれません。

OCO(オーシーオー)注文

『OCO注文』とは、新規注文または決済注文において、
異なる2種類の指値注文を同時に出しておき、
一方が約定になったらもう片方の注文は自動的にキャンセルになる注文方法です。

例えば、1ドル100円でドル円の買ポジションを持っているとします。
OCO注文では以下のような注文を同時に出すことができるのです。

1ドル=103円になったら利益確定
1ドル=98円になったら損切り

もし先に1ドル103円に到達したら利益確定を行います。
その際、1ドル98円の損切り注文はキャンセルになるのです。

OCO注文の場合、利益確定も損切りも自動的に約定されることになりますので、
ある程度放っておいても大丈夫かもしれません。

しかしOCO注文の場合も、
相場が急変すると指定したレートに到達しても約定されない可能性がありますので、
注意するようにしてください。

IFO注文

『IFO注文』とは、IFDとOCOを組み合わせた注文方法です。

IFO注文 = IFDとOCOの組み合わせ

新規注文をする際に使える方法で
新規注文が成立した際に初めて有効になる2種類の決済注文( 利益確定・損切り)を同時に注文することができます

例えば、1ドル100円になったら新規注文を入れて、
1ドル102円になったら利益確定
1ドル98円になったら損切り
という注文を一度に出す方法になります。

IFO注文を利用すれば・・・
1度の注文入力で
希望するレートになったら→新規注文

新規注文後→利益確定・損切りの範囲を指定

このようにして、取引をおこなうことが可能です。

まとめ

今回はFXの注文方法について説明しました。
最近はスマートフォンの普及により多くの方が成行注文やスピード注文を利用しているかと思います。もちろん成行注文やスピード注文は悪いものではありません。

しかしFXには成行注文やスピード注文以外にも様々な注文方法があるのです。これらの注文方法を自分のものにできれば、もっと楽にFXをすることができますし、利益確定や損切りも楽にできるでしょう。

ぜひ今回の記事を参考にFXの多様な注文方法についてマスターしていただければ幸いです。