FXトレードをPCで実行するには、
どれほどの必要スペックを揃える必要があるのでしょうか。
トレードの目的や目標によって揃えるべきスペックも変わってきます。
この記事では、
FXトレンドで使用するパソコン選びのポイントを紹介します。
快適なFXトレードのためにPCの必要スペックにこだわろう
FXトレードといえば、パソコンや携帯端末のアプリを利用するケースがほとんどです。
インターネットを介したオンラインでやり取りをすることになります。
基本的には、インターネットにつながることのできる環境であれば、
どんな端末でも取引が可能です。
しかし、
快適でストレスを感じ図にトレードしたいなら
パソコンなどのスペックに配慮すべきです。
スムーズなFXトレードをしたい場合は、
PCや携帯端末のスペックに配慮する必要がある
FXトレードは、場合によっては
判断を瞬時にトレードに反映させるタイムリーな処理が必要になるケースがあります。
そのため処理速度の関係で、絶好のタイミングを逃してしまうと
機会損失につながってしまいます。
端末の処理速度が遅い
→最大のタイミングを逃してしまって大きな機会損失
今回は主にパソコンにおけるFXトレードをするにあたって
気を付けるべきスペックについて解説をします。
快適なFXトレードを展開するために、
こだわりを持ってパソコン環境を整えましょう。
基本ソフト(OS)はWindows?Mac?
パソコンのスペックを検討するうえで、
考えるべきポイントはいくつかあります。
まずは、OSと呼ばれる基本ソフトの選択について考えます。
OSとは?
オペレーションソフトの略称。
パソコンを作動させるために機能する基礎となるシステム
現在、代表的なOSといえばWindowsとMacがあります。
現在市販されているパソコンのほとんどが、
WindowsかMacのどちらかのOSを採用しています。
FXトレードをする上で、どちらのOSの方が優れているのか、
あるいは相性の良い方はどちらかといっても、実際のところは大差はありません。
OSによってFXトレードが影響を受けるケースはほとんどない
しかし、パソコンの選定において、
OSを意識したほうがいいポイントがあります。
スマートフォン等アプリとの連携も考える
パソコンの選定において、
OSを意識したほうがいいポイントの一つとして、
スマートフォンなどのアプリとの連携が挙げられます。
パソコンによるトレードでは、
ほとんどのFX会社がブラウザでのサービスを提供しているため、
特殊なソフトのダウンロードなどをすることなく、
すぐにトレードに取り掛かることができます。
しかし、スマートフォンなどの場合は、
FX会社ごとの専用アプリをダウンロードして利用する方法が一般的です。
スマホ等でのFXトレードの場合、
FX会社ごとの専用アプリのダウンロードが一般的
アプリの場合、利用できるOSが決まっているケースが結構あります。
AndroidとiPhoneの場合はほとんどのアプリが対応していますが、
他のOSの場合には使用できないケースもあります。
パソコンのOSを考える際にはそれほど気にする必要はありませんが、
スマートフォンの機種やOSの種類を考慮して、
使用が難しいFX会社は選択せず、スムーズに利用できる会社を選択しましょう。
スペックで注意するべきポイント
FXトレードをするために必要なパソコンのスペックには特に決まりはありません。
インターネットがつながっている状況であれば、
基本的にスペックが低くてもトレードをすることは可能です。
しかし、スムーズなトレードを展開するために望ましいスペックがあります。
FXトレード用パソコンに期待するスペックのレベルは、
利用するトレーダーによって異なりますので、
一概におすすめのスペックを決めることはできません。
しかし、比較するべきポイント、
押さえておくべきポイントは大体同じです。
FXトレード用パソコンのスペックを考えるうえで考慮するべき点を以下に紹介します。
- ディスプレイ
- デスクトップかノートかの選択
- CPU
- ハードディスクかソリッドステートか
FXトレードをする際の目的、
利用の頻度や利用場所などを考慮して、
自分に合ったぴったりのパソコンを利用してトレードに臨みましょう。
ディスプレイ
ディスプレイの大きさは、
パソコンの機能面でのスペックとは異なりますが、
FXトレードを実行するうえで非常に重要な要因です。
当然のことながら、
FXトレードはディスプレイ画面にチャートや分析ツールを表示させて
トレードのチャンスを図ります。
小さなディスプレイ
チャート遷移やテクニカル分析の見やすさが損なわれてしまう
スペースの有効活用や、持ち運びの利便性を考えて、
ディスプレイの小さいパソコンを選択する方も少なくありませんが、
FXトレードのやりやすさを考えると、ディスプレイは大きいほうが良いです。
複数のテクニカル分析や種類の異なるチャートを同時に画面上に表示する際にも、
ディスプレイが大きいほうが見やすくなります。
FXトレードのやりやすさをメインに考えるなら、
できるだけディスプレイが大きいパソコンを選択しましょう。
デスクトップかノートか?
パソコンは、大きく分けてデスクトップ型とノート型に分類されます。
FXトレードを行う際には、どちらの方が優れているのでしょうか。
これは、好みの問題もあり、
利用する場所や持ち運びの有無によっても選択すべき種類は変わってきます。
持ち運びをして外出先でもFXトレードをしたいなら、
ノート型パソコンを選択せざるを得なくなります。
しかし、持ち運びをしないから
デスクトップ型のほうが適切といえるかといえば
そうでもありません。
最近はスマートフォンやタブレットなど携帯端末の種類や機能が充実しているので、
パソコン自体の利便性が低かったとしても、
スマートフォンなどを用いた補完的な利用をすることで、
十分望ましいトレード環境を整えることができます。
デスクトップ型かノート型かを選択する際には、
- 持ち運びの有無
- 自宅のパソコンを置くスペース
- 自分の好み
などから比較して選択しましょう。
デスクトップの場合:複数ディスプレイが理想
デスクトップ型パソコンを選択した場合は、
原則的に持ち運んだり、パソコンの場所を変えたりすることはありません。
そのため、FXトレードがやりやすい環境を整えやすいというメリットがあります。
デスクトップ型を選択した場合にお勧めしたいのが、
複数のディスプレイを用意することです。
メインでトレードするためのディスプレイは大きめのものを用意し、
デスクの真ん中に置き、補助的に利用するディスプレイは少し小さめのものを選び、
デスクの左側にメインディスプレイの脇に置くなどの配置が考えられます。
複数ディスプレイを置くことで、
- 複数のチャートを表示しながらトレード
- 経済指標などのニュースを表示させながらトレード
をするなど、
便利な使い方ができる環境が整います。
デスクのスペースや予算的な面もあるので複数ディスプレイを揃えるのは難しいと考える方も多いかもしれませんが、
トレードにおける利便性を高める目的としては非常におすすめの手法です。
ノートの場合:持ち運びの有無を考慮する
ノート型パソコンを選択する場合、
持ち運びをするかどうかをまず決める必要があります。
持ち運んで外出先でトレードをしたい場合は、
大きいノートパソコンを選ぶと持ち運びが大変になります。
持ち運んで利用するなら、
モニターの大きさが13インチ程度の中くらいサイズのパソコンが望ましいです。
モニター13インチ程度が◎
持ち運びの利便性と、トレード中の画面の見やすさを考えて
バランスの良い大きさだといえます。
持ち運びをせず、常に自宅で利用する予定である場合は、
画面が大きいノートパソコンを選択したほうがトレードはやりやすくなるのでおすすめです。
ノートパソコンを利用する際には、
性能面でのスペックを考える前に、まずは大きさを決めることをおすすめします。
持ち運びの有無を最初に決め、
サイズと重量感を決めてから細かいスペックについて検討していくのが
一般的なノートパソコンの選び方になります。
CPUの選択
CPUとは、「Central Processing Unit」の略で、
パソコンの頭脳としての役割を果たします。
パソコンで行う作業を実行する部分になります。
CPUの性能が高いほど、
処理速度が速くなり快適な操作が実現する
CelelonやCorei3などと記載されている部分がCPUになります。
Coreiシリーズの場合、
そのあとに続く数値が大きいほど性能が高いCPUになります。
通常のFXトレードをする分にはCelelonでも問題はありません。
しかし、もし数秒単位のトレードを瞬時に行っていきたいと考える方は、
より高いスペックのCPUを持ったパソコンを選択することをおすすめします。
もちろん購入費用が高くなりますし、
消費電力の面でも負担が多くなる傾向があるので、注意する必要があります。
ハードディスクかソリッドステートか
パソコンにおけるデータの保存場所は、
ハードディスクあるいはソリッドステートという部分になります。
高いスペックのパソコン
保存スペースが大きくなる
データを出し入れするスピードも速くなる
FXトレード上の操作性にも影響を及ぼす重要な部分です。
ハードディスクとソリッドステートは、
実質的に働きの内容は同じですが、後者の方が処理速度は速く、
スムーズに操作できるというメリットがあります。
保存容量が大きくなると値段が高くなるので、
処理速度よりも保存容量を重視したい場合は、
ハードディスクの保存容量が大きいパソコンを選択する方が経済的です。
FXトレードをメインに使用するパソコンなら、
ソリッドステートのほうがスムーズな操作を行えるのでおすすめです。
メモリの容量
パソコンにおけるメモリとは、
いわゆる作業場所の広さのことになります。
複数のチャートなどを同時に表示して操作するときなど、
一度に処理できる容量にかかわります。
よく、メモリを保存容量の部分だと勘違いしている方がいますので、注意しましょう。
FXトレードをするパソコンとして使用するなら、
16GBあると理想的です。
スムーズな操作と複数のツールの同時進行を問題なく実行できます。
ただ、CPUの性能とも関連させて考える必要があります。
CPUのスペックが低ければ、いくらメモリが大きくても、
メモリを使いこなす能力が満たされていないことになり、
バランスが悪くなります。
CPUとメモリは、両方ともバランスよくスペックを整えることが重要になります。
FX用パソコン購入に必要な予算はどれくらい?
FX用のパソコンを購入する際の予算はどれくらいだと考えておくべきでしょうか。
どの程度のレベルでFXトレードをするのかにもよるので、
一概に決めることは難しいですが、
一般的なレベルでFXトレードをしたい場合は、
10万円後半くらいの値段のパソコンなら問題ありません。
一般的なレベルでのFX・・・10万円後半のPCでOK
最近はパソコンの値段が下がってきており、
10万円前後のパソコンでも問題なくFXトレードができます。
しかし、分析ツールやスムーズな注文発注を行ないたい場合には、
安価なパソコンでは物足りないと感じるかもしれません。
逆に、非常にハイスペックで高すぎるパソコンは、
FXトレードだけに使用するのはもったいないです。
もし予算が十分にあるなら、
メインのパソコンに加えサブ・補助的に使用するタブレットなどをそろえた方が効率的です。
予算が十分がある場合・・・メインPCにサブ使用のタブレットを揃えた方が◎
スペックをそろえれば上手くいくというわけではない
FXトレードに必要なスペックを紹介してきましたが、
適切なスペックを持つパソコンを準備したからと言って、
トレードがうまくいくという保証にはなりません。
FXトレードで成果を上げるためには、
相場の研究や分析ツール活用のコツの習得が必須!
パソコンスペックを整えることで、
自分のFXのために培った知識や能力をスムーズに発揮できるようになるのであって、
自身に知識・能力がなければ結局はトレードで成果を上げることはできません。
相場研究、分析手法の研究はコツコツと行なっていき、
実力を高める努力を欠かせないようにしましょう。
まとめ
以上、FXトレードに必要なパソコンスペックについて紹介をしました。
基本的には、どんなスペックのパソコンでも
インターネット環境があればFXトレードをすることは可能です。
しかし、
スムーズでストレスのないトレードをしたい場合は、
今回紹介した内容を参考に、
一定水準以上のスペックを持つパソコンを用意することをおすすめします。